内視鏡専門医による 苦痛の少ない内視鏡検査

胃内視鏡検査(胃カメラ)について

食道がん、逆流性食道炎、胃・十二指腸潰瘍、胃がん、胃ポリープなどの診断に有用な検査です。口から胃カメラ(ファイバー)を挿入し、口腔内~咽頭~食道~胃~十二指腸を観察します。

苦痛のない検査を目指していますので鎮静剤の注射をしますが、希望でない方には細いファイバーを使用し、苦痛を軽減しています。約5~10分間で検査は終了し、その後は約1時間程休んでいただきます。病変を認めた場合、組織検査(生検)を行うことがありますが、結果は約1週間で判明しますので、次回受診時に説明させていただきます。バリウム検査ではわからなかった粘膜の色調なども判定可能で、ピロリ菌の感染が疑われた場合は必要に応じてピロリ菌の検査も行います。

内視鏡検査は事前の予約が必要です。
検診で異常を指摘された方、腹痛、胸やけなどの症状がある方はぜひ検査を受けてみて下さい。

≫ 胃内視鏡検査の受け方と流れ

 

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)について

大腸がん、大腸ポリープ、大腸憩室、腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病などの診断に有用な検査です。検査前日と当日に下剤を服用していただき、大腸に便が残っていない状態で検査を行います。

肛門からファイバーを挿入し、直腸~S状結腸~下行結腸~横行結腸~上行結腸~盲腸部まで観察し、約15~20分で検査は終了します。空気を入れてひだの裏まですみずみ観察しますので、微小な病変も見逃しません。胃カメラと同様、苦痛のないように鎮静剤の注射をしますので、検査終了後は約1時間程休んでいただきます。治療必要なポリープを認めた場合は、患者さんの同意のうえ、日帰り手術をおこなっています。大きめのポリープや、入院が必要になる場合は、契約している他の適切な医療機関を紹介させていただきます。

検診で便潜血陽性を指摘された方、便通異常のある方(便秘と下痢を繰り返したり、トイレに行ってもすぐにいきたがる)、腹痛、血便のある方は検査が必要と思われます。

≫ 大腸内視鏡検査の受け方と流れ

当院の内視鏡検査の特徴

~質の高い検査で小さな病変も見逃しません~

苦痛の少なく優しい検査

鎮静剤を使用し、優しく痛みの少ない挿入法を行っています。
送気(空気を入れること)には腸管から血液に吸収されやすく、呼吸により速やかに肺から体外へ排出される炭酸ガスを使用しますので、検査後の膨満感を感じることが少なくなりました。

小さな病変も見逃さない質の高い検査

内視鏡当院の内視鏡は、粘膜の表面構造を細かく確認できる拡大機能(ハイビジョンズーム)と、二つの短い波長の光を粘膜にあてるNBIシステムを併用しています。
粘膜の表面構造や毛細血管を詳細に観察することが可能なため、小さな病変の発見やがんの深さ(浸潤の程度)の想定などを可能にし、質の高い検査を行うことができます。

検査前の快適な空間

大腸内視鏡検査を行うために、検査当日に下剤(約1~2L)を服用する必要がありますが、男女別々の前処置室(下剤内服室)を設けていますのでリラックスして下剤を服用できます。
検査後の回復室としてもご利用いただけます。希望があれば下剤は自宅でも服用可能です。

大腸ポリープ日帰り手術

検査で見つかった大腸ポリープをその日のうちに日帰り手術で切除できます。
サイズの大きいポリープや切除後に安静が必要な場合は入院が必要となる場合がありますので、 その際は、連携病院へ紹介をさせていただきます。

ピロリ菌検査、除菌

ピロリ菌は胃の中に生息する細菌で、胃がんや胃・十二指腸潰瘍の原因になることが知られています。
日本は先進国の中でも高い感染率を示し、日本に胃がんの発症率が高い原因と考えられています。

内視鏡検査後にピロリ菌検査を行い除菌が可能です(保険診療)。
ピロリ菌検査方法:迅速ウレアーゼ試験、組織鏡検法、尿素呼気テスト、血液抗体法

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